macOS 向け Antivirus AI:ベータ版が利用可能。実用レベルの AI 保護を体験

9月に、Antivirus AI が Mac に対応することを発表しました。それから多くのことが進みました。開発し、最適化し、徹底的にテストを重ね——そして、ついにこのタイミングです。
macOS 向け Antivirus AI のベータ版が、本日より利用可能になりました。
macOS をお使いで、日常の中で「本物の AI を使った最新セキュリティ」を試してみたい方へ:ぜひベータ版をテストし、フィードバックをお寄せください。最終版を最高の形に仕上げるために、ご協力をお願いします。
実績ある基盤:Android 版 Antivirus AI を土台に
macOS 向け Antivirus AI は、ゼロから作っているわけではありません。macOS 版は、Android ですでに実運用で確立され、独立評価や受賞実績もある当社の Antivirus AI テクノロジーをベースにしています。
Antivirus AI Android は DEKRA により MASA L1 の認証を取得し、さらに複数の AV-TEST 認証や、BIG Innovation Award、AI Excellence Award といったアワードも獲得しました。こうした実績は、単なる“肩書き”のためではありません。私たちにとっては約束です。実地で鍛えられたセキュリティの DNA を、Apple のエコシステムに合わせて macOS へ移植し、プライバシーに妥協しない形で提供します。
なぜベータなのか?
マルウェアや攻撃は、「現場(in the wild)」ではラボでの再現どおりに動くことの方が稀です。さまざまな環境設定、作業フロー、ツール、クラウドストレージ、外部ドライブ、開発スタック、クリエイティブ系ソフトウェア——こうした違いの中で、セキュリティソフトはテスト環境だけでなく、現実の利用状況で真価が問われます。
そのためのベータです。Antivirus AI があなたの Mac 上で 安定して、精度高く、軽快に動作し、かつ私たちの原則である Privacy first(プライバシー最優先) を守れるようにするためです。
ベータ版で体験できること
ベータ版は、Mac にとって重要な点にあえて集中しています。肥大化した「スイート」ではなく、分かりやすい保護を提供します。中心となるのは、AI を活用したリアルタイム保護です。アクセス時に脅威を検知してブロックし、次回のフルスキャンまで待ちません。
さらに、当社の デュアルエンジン(Dual‑Engine)アーキテクチャ を搭載しています。既知の脅威には実績あるシグネチャ検知を、そして AI 分析がパターンや挙動を評価し、新種や偽装された攻撃もより迅速に見つけ出します。
コントロールを保てるよう、隔離(Quarantine) と ホワイトリスト(Whitelist) も当然含まれます。検出結果を隔離し、確認し、復元または削除できます。常に分かりやすく、過剰なアラートで混乱させません。また、macOS ではパフォーマンスが極めて重要なため、特に Apple Silicon では、バックグラウンドで守りつつワークフローを妨げないよう細心の注意を払っています。
重要: ベータ版は先行版です。メイン環境での“実験”を避けたい場合は、可能であればサブ機またはテスト環境へのインストールを推奨します。
ベータ参加方法
参加は簡単です。ベータに登録すると、インストール情報をお送りしますので、すぐに利用を開始できます。最も価値が高いのは、単に「一度触って終わり」ではなく、日常の中で Antivirus AI を動かしていただくことです。作業中、ダウンロード時、添付ファイルを開くとき、大きなプロジェクトフォルダを扱うときなど、普段の利用シーンでお試しください。
本当に役立つフィードバック
検出結果、問題、あるいは「何か変だ」と感じる挙動など、気づいたことがあれば、短くても構いませんので 状況(コンテキスト) を添えて共有してください。改善アイデアも歓迎します。
機密文書は送らないでください。疑わしいファイルについては、ファイル名+入手元/状況、そして可能であれば ハッシュ や 警告画面のスクリーンショット があれば十分なケースが多いです。
Privacy first。ベータでも同じです。
セキュリティソフトにおいて、信頼は譲れません。だから macOS ベータでも、トラッキングなし、広告 ID なし、データを過剰に集めない方針を貫きます。あなたが得るべきなのは保護であって、分析される製品ではありません。
macOS 向け Antivirus AI を先行体験したいなら、今が最適なタイミングです。あなたのフィードバックは、日常での使用感や、2026年初頭に予定している最終版の信頼性に直接反映されます。
ベータ版のダウンロードはこちら:
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