ミツバチの力の2年間:Protectstar とともに Kleine Schwarzwaldimkerei(小さなシュヴァルツヴァルト養蜂場)を支える方法――そして、なぜ“いま”こそ重要なのか

ちいさな支援で、あなたのデジタルデータを守るだけでなく、シュヴァルツヴァルト(黒い森)の働き者であるミツバチを侵入的外来種の脅威から守れるとしたら――。それを可能にしているのが、私たちと Kleine Schwarzwaldimkerei(小さなシュヴァルツヴァルト養蜂場) の協働です。約2年にわたり、私たちはバート・ヴィルドバートのこの有機(ビオ)認証の養蜂場を支援してきました。本記事では、なぜいま支援がこれまで以上に大切なのか――ミツバチを脅かす要因(筆頭はアジア原産の **ツマアカスズメバチ Vespa velutina **)、2025年に変わった法制度、あなたの寄付が具体的に生む効果、そして数ステップで参加する方法――をお伝えします。
なぜシュヴァルツヴァルトのミツバチに“いま”こそ後押しが必要か
ミツバチは景観の「静かなエンジン」。受粉がなければ、食卓や庭、森の多様性は損なわれます。Kleine Schwarzwaldimkerei は立地選びに細心の注意を払い、現在はバート・ヴィルドバート市内の 市・スパ(温泉)園芸部門 と、職業訓練センター(Berufsförderungswerk)地下駐車場の緑化屋上 の2か所に設置。重要な基準は、豊かな蜜源、安全性、良好な微気候です。さらに「1拠点あたり最大15群」という原則を徹底し、無理な過密を避けて安定性を優先。こうして地域の 夏蜜 と 森蜜 が生まれ、健全な群れ構造が保たれます。
あなたの支援こそが、このような生態的に意味のある拠点の維持、保護対策の実施、そしてシュヴァルツヴァルトの無数の野生・栽培植物の受粉継続につながります。
Kleine Schwarzwaldimkerei:信念としてのビオ
養蜂場を担うのは ベア・ツォッティ と アクセル・クル。理念は明快――ミツバチ本来の生態に沿うこと、ビオ、化学薬剤に頼らないこと。具体的には、発泡スチロールではなく木製巣箱、女王蜂の羽切りをしない、超濾過なし、そして育児(ブロッド)に使われていない巣板の蜂蜜のみを採蜜。育児室の蜂蜜はミツバチのために残します。ミツバチの日常を尊重し、蜂蜜を“ほんものの自然食品”として守る――その違いは味にも表れます。
この姿勢はセイヨウミツバチだけでなく、生物多様性全体の底上げにも寄与。毎年の**「蜂のスポンサー」交流会**では、ベアとアクセルの仕事ぶりを間近で見て、巣箱をのぞき、本場シュヴァルツヴァルトのオーガニック蜂蜜を試食できます。
ツマアカスズメバチ:巣門(すもん)にかかるストレス要因
ツマアカスズメバチ(Vespa velutina) はドイツで拡大中で、とりわけ 巣門 でセイヨウミツバチを狩ります。たんぱく質需要が高まる 晩夏以降 に顕著です。これが群れに強いストレスを与え、採餌飛行の回数が減少、貯蜜や育児が滞る などの影響が出ます。Kleine Schwarzwaldimkerei では 2024年、この捕食圧により 群れのほぼ50%を喪失。対応としてモニタリングと保護策を強化し、特に小群向けに 巣門保護格子(ドイツ語で「マウルコルプ:Maulkörbe」) を導入して巣門での捕食を抑制しました。これら保護器具の導入は Protectstar の支援で実現しています。
見分け方のポイント:脚先が黄みがかっている、腹部が黒く黄色い帯がある。巣は樹冠の高所に掛かる ことが多く、発見が難しく、多くは 秋になってようやく見える ようになります。
2025年に変わったこと――そして寄付が“いま”特に重要な理由
誤解されがちな重要点:2025年、ツマアカスズメバチはドイツで 「広く定着」 と公式に位置づけられました。これにより、EU 規則 1143/2014 のアプローチは 早期発見・根絶(第16条) から 管理(第19条) へとシフト。実務上は、通報された巣が 全国どこでも即時に自動撤去されるわけではなく、個別審査 と 費用対効果の評価 を経て 優先度づけ される形になります。
バーデン=ヴュルテンベルク州 では 2025年3月 から、明確な指針を示す 管理・対策シート が運用中。なかでも重要なのは、非選択的な捕獲罠は違法(BArtSchV=ドイツ連邦種保護令) であること。許されるのは、専門家が検証した選択的手段、種の確実な同定を前提とした女王蜂のピンポイント捕獲、そして専門的な巣の撤去 です。
要するに、現場 での モニタリング、通報、的確な撤去、巣箱での防護 に、これまで以上の 民間資金 が必要――あなたの寄付こそが最大の効果を発揮 します。
あなたの寄付が生む“具体的な”効果
週あたり 1.95ユーロ(US$1.99) から 「蜂のスポンサー」 に。これで 少なくとも300匹 のミツバチを救い、約800匹 をツマアカスズメバチから守ることに貢献できます。さらに、多くの野生植物の受粉と、有機認証養蜂の持続可能な営みにも寄与。お礼として、年に一度のスポンサー交流会 にご招待します。
養蜂場に 直接のパートナーシップ(里親) を申し込むことも可能です。200g入りの小瓶4本 のビオ蜂蜜、証明書、そして交流会への 招待 がセットに。企業向け には、自社敷地内に群れを設置 するなどの専用プランも用意されています。
寄付の具体的な使い道(2年の支援から得た知見):
巣門の防護:巣門保護格子(Maulkörbe) の調達・設置――特に 分割群(アブレーガー) や 小規模育種群 に有効。
モニタリング&啓発:目撃情報の検証、一次巣/二次巣の特定 と 選択的撤去、住民への情報提供 と 研修。
レジリエントなビオ運営:ミツバチ本位の飼育 と 自然に近い立地の確保。
2年の支援で見えたこと:雫ではなく“テコの力”
目指すのは 象徴ではなく効果。だからこそ、寄付がいま 最大のレバレッジ を生む場所――現場の巣箱 と ツマアカスズメバチ対策の連携施策――に投資しています。その成果は、若い群れの安定、俯瞰的な把握(モニタリング)、要所での具体的支援 に表れています。ひと言でいえば、あなたの寄付は消えない――効く のです。
蜂のスポンサーシップ は、この責任の大切なピース。だからこそお願いします。いっしょに“ブンブン”しましょう!
2025年の現実 は明白です。ツマアカスズメバチは リストに残ったまま ですが、方針は 管理 に転換。巣門格子、モニタリング、啓発、レジリエントなビオ運営 といった 現場での資金化されたピンポイント施策 が効きます。私たちの支援はまさにそこにフォーカス。実効性が証明できるスポンサーシップ で、あなたこそが違いを生みます。
いま参加する
→ 「蜂のスポンサー」になる:
https://shop.protectstar.com/jp/products/bee-sponsorship
→ 養蜂場での直接パートナーシップ(里親):
https://die-kleine-schwarzwaldimkerei.de/produkt/bienenpatenschaft